2020年11月5日 blog
2020インターンシップの現場から②(専修大学チーム)
初めまして!
専修大学経済学部経済学科2年の吉田と申します。
現在、株式会社KIBIで課題解決型インターンシップをさせていただいています。
先日、ある定食屋で食事をしていた時のエピソードを記させていただきます。
私が店内で食事をしていたところ、隣の席に四人家族の方々が案内されてきました。
しばらくして店員の方からメニュー票などを受け取り、兄弟二人とご夫婦みんなで楽しそうにメニューを決めていたのが私にも伝わってきました。
メニューを見て早々に、ご夫婦とお兄さんは同じメニューに決め、あとは弟さん一人の選択を待っているようでした。
私の体感として5分以上は熟考していたのではないでしょうか。その子は結局、「パパたちと同じのでいいや!」と元気に答えていました。
そのとき私は、子どもって可愛いなぁ。素直だなぁ。としか思っていませんでした。
しかしメニューを注文する直前に、お父さんはその子に、本当に同じメニューで良いのか?もっと他に食べたいのがあったんじゃないか?と、問いかけていました。
私はその光景を見て、お父さんは何を言ってるんだ。
その子はあんなにも悩んで決断したのだからそれが食べたかったに違いないだろと思いました。
しかし私の考えとは裏腹に、その子は少し高いランチセットを頼みたかったと本音をさらけ出していました。
選んだメニューが、家族三人とは一人だけ違うことへの抵抗感があったんだなぁと感じたとともに、それに気づくお父さんの「機微力」にはとても感心させられました。
私も中学校までは、何事もみんなの意見に合わせなければならないものだと感じていましたが、高校生からは自分の意見をはっきりと言うように心がけています。
他者との意見の違いは、ただの違いであって、自分の主張をしないからと言って、良い関係を築けるわけではないことを再確認させてくれる出来事でした。
他者と自分は違うからこそ、すれ違いもあり、共感する部分もある。
それも対人関係における醍醐味なのではないでしょうか。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
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